JeeP エンジンの不調
自動車整備工場殿より、Jeepのエンジン不調のご依頼がございました。
1.踏切の手前でエンストした。 😥
2.タコメーターが2000回転以上上がらない 🙁
3.エンジンの調子が悪い 😕
この3点がお客様よりの苦情内容との事でした。
特に1.については大変危険な場面に合われたようで、「心配で乗っていられない」と言ってみえたようです
自動車整備工場殿で各部を点検されたようですが症状が確認できないので苦慮されていました。
このように「不具合が出ない」という修理が一番大変です。
不具合としては起こっているのでそれを再現させる事からこの仕事は始まります。
このような仕事を私たちは「高難度故障診断」と呼びます。あらゆるスキャンツール、データーモニターなどを駆使して
この難問と「勝負」するのは中島マイスター(工場長)です。とにかく再現をさせるためにツールを接続し試乗を繰り返し
行います。集めたデーターを分析致しますと下記の様な異常波形が確認できました。
ふむふむ???
解る人には解るデーターです。
これが主原因と判断し、「イグナイターモジュール」なる部品の交換となり問診での3点の不具合も全て解消され
納車となりました。原因をしっかり見極めていますのでお客様にも安心してお渡しができました。
当社の技術力が発揮された診断修理でした。
特にこのように「時々不調になる」などハッキリ症状が掴めない故障が難易度が高いのです。
隠れている不具合を見つけ直する事は、名医が隠れている「がん」を見つけ出し直す事とよく似ています。 😛
携わる店、担当者によってその結果は大きく違ってくるのです。
ps:私事ですが先の検診で引っかかり後日再検査です。何か出てきたら名医を探します。(笑)